― 体調日記をつけて毎日のセルフケアに
ー 体調日記とはどんなもの?
体調日記の項目の一例として、私が個人的に活用しているものをお伝えしますね。
- □ 体温(何度?)
- □ 目覚めの感覚は?(とてもポジティブ・まだ寝ていたい など)
- □ 頭の体感は?(クリアだ・頭痛がする など)
- □ 首肩背中の体感は?(軽い・肩こりがひどい など)
- □ お腹・下腹部の体感は?(食欲がある・浮腫がある など)
- □ 手足の体感は?(あたたかい・関節が痛い など)
- □ 生理周期は?(生理何日目 排卵後何日目 など)
- □ 昨夜の食事は?(お肉中心・野菜を意識的に食べた など)
- □ 昨夜の就寝時間は?(◯時間・途中◯回目覚めた など)
きっちり書く必要はありません。大切なのは、自分の今の状態に目を向けて把握することです。例えば、どこかに不調を感じる時「なんとなく辛いな」ではなく、「頭がすっきりしないな」→「昨夜遅くまでスマホを見過ぎたからだな」と言う具合に、不調の箇所をはっきりさせ自分なりにその原因を考察してみることが目的です。そうすることで「今日は早めに休もう」とか、「食事に気をつけよう」など、具体的な対処法を見つけることができます。体調日記をつけることで、自分の細やかな 「揺れ」 に気づき、労ることができるようになる。それがセルフケアの第一歩とも言えます。
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私は体調日記を基に、今の自分にとって必要なハーブティーを淹れるのが朝のルーティーンなのですが、セルフケアや一日のモチベーションアップのためにとても役立っています。
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例えば、浮腫んで重だるい時は、ネトルやダンデライオン(たんぽぽの根)、生理前で気分が落ち込み気味だったらメリッサ(レモンバーム)、チェストベリー、大切な会議の日をパワフルに乗り越えたいならゴツコラやエゾウコギといった具合に。
心地良く1日のスタートを切るために、ハーブティーをお守りのように使っています。
少しハーブの知識が必要になってきますがご心配なく。しばらく体調日記を付けていくと段々と体調パターンが見えてきて、自分にとって必要なハーブはそんなに多くないのだなと気付けます。本でもインターネットでも、少し調べたら知りたい情報がすぐに手に入る便利な世の中、自分が陥りやすい不調とは?その不調を癒してくれるハーブは?この2点をとらえて、日々のケアに取り入れてみてくださいね。
ー 風邪のひきはじめに効果的!覚えておきたい「くず湯」の作り方
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さて、皆さんの今朝の体調日記はいかがでしたでしょうか?
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冬の体調トラブルといえば、風邪やインフルエンザなどの感染症ですよね。なんだか喉が痛い、くしゃみが出る・・・など、風邪の引き始めの症状を感じたら、すぐに取り入れたいハーブは「くず」です。
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風邪のひきはじめに良いとされる「葛根湯」と言う漢方薬がありますが、まさにその葛根湯の主成分になっているのが「くず」の根。からだを温め、発汗させる働きがあると言われており、私は「あれ? 風邪ひいちゃったかな?」と感じた時には、キッチンでささっと「くず湯」を作って飲みます。
最後にこの時期を元気に過ごすために是非知っておいて欲しい、美味しい「くず湯」の作り方をご紹介します。
材 料
- くず(片栗粉でも代用できますが、ぜひ本葛(ほんくず)を)大さじ1
- 黒糖(蜂蜜などでもOK) お好みで
- 水 200ml
- 生のショウガ(すりおろし) 少量
- ゆずやレモンの果汁や皮、シナモンなど お好みで
作り方
1. くず、黒糖、水を合わせ、よく溶かしてから火にかける。
2. 弱火でしっかりと混ぜ合わせ、透明になるまで練る。
3. 出来上がったらすりおろしたショウガを加える。
4. お好みでゆずやレモンの果汁や皮、シナモンパウダーなどを加えても美味しいです。
体がとても温まり、発汗も促してくれるので、風邪のひきはじめにはぴったりです。とろみがありスイーツ感覚で頂けるので是非冬の楽しみとして作ってみてくださいね!
早いもので年が明けてからあっという間に1ヶ月が経ちました。忙しい日々をお過ごしの方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ是非、 日頃の生活習慣を見つめ直してみましょう!
私の今年の目標は「小さなことこそ丁寧に、一日一日を整える」です。
ちょっと地味なテーマに聞こえるかもしれませんが、基本的なことさえできていたらきっと毎日を気持ち良く過ごせるのでは? と思うのです。とかく慌ただしく日々に追われていると、こういった日常のエッセンスを見落としがちです。けれど、健やかで美しく生きたいと願うならば、そういった日常の小さな積み重ねこそが最重要項目だったりもしますよね。