所作で見え方が変わる

ikko masuda / ウォーキングトレーナー

こんにちは。
ウォーキングトレーナーのikkoです。

今日は、所作について
お話ししたいと思います。

このお仕事をしていると、
所作が自分の印象に
大きく影響していることがわかります。

「外見は内面の1番外側。」

レッスンでもよく生徒さんにお伝えしているのですが、所作には人の内面が映し出されると思います。

身のこなしや、立ち振る舞いが美しい女性には、ハッと目を惹く美しさがある。

外見を綺麗に整えるだけではなく、そこから繰り出される動作が美しいことで、さらに魅力が増します。

「所作」は、立ち振る舞い、身のこなしという意味があり、華道、茶道、歌舞伎など、日本の伝統において、「作法」「所作事」「所作」は非常に重んじられています。

所作を意識的に行うことで、まわりが受ける印象を大きく変えることができると思います。

美しい所作。
所作の中でも特によく見られている手元。
美しく見えるには、指先を揃えて伸ばすこと。
「Lの手」
と呼んでいるのですが、この基本の手の形が非常に美しい動作を繰り出せるのでおすすめです。
小指と、くすり指が固定の指、親指、中指、人差し指が動作の指。
お箸を使う時、名刺を渡す時、握手の時、カバンを持つ時、携帯を使う時。意識をするだけで、いつもよりもエレガントな印象になります。
例えば、物を取る動作は、5本指で鷲掴みにするのではなく、親指、中指、薬指の3本をメインに使うとエレガントに見えますし、
お茶碗を持つ手も、小指と薬指を伸ばして茶碗の底を支え、親指で縁を挟み、残りの指を添えると美しく持つことができます。

「日常の所作をブラッシュアップするポイント」

せかせか、激しくはNG。
落ち着きのある印象を与えるには、ゆっくり丁寧に。
動作をする時、緩急や間を意識すると、動きにメリハリや奥行きが出て、品が生まれます。
動作の間の取り方が上手になると、人との距離感の取り方も上手になると言われています。
指先を揃える。足先を揃える。
スマホを触る手、お名刺を渡す時、前で手を組む時など。
指先を揃えると美しさが増します。
足先もそう。
靴を揃えて脱ぐという感覚と同様に、足先を揃えることで、品格が増します。
手を添える。
動作を片手で行うのではなく、両手で行う。
それだけで、所作が美しくなります。
扉の開閉、物を渡す時、お酌など、両手で行うことで丁寧さが増します。

口角を上げる。
相手の話を聞く時、初めましての時、ふとした瞬間にも、口角を上げて、やわらかい表情でいる人は好印象を与えます。
無表情だと何を考えているかわからない、何を思われているかわからないなど、相手に壁を感じさせたり、とっつきにくい印象を与えてしまったり、余裕のなさを感じさせてしまったりします。
表情は、意識的に作ることで、人間関係や、自分の評価を変えることに繋がってくると思います。
顔を上げて、口角を上げて歩く。
街でハッと振り返りたくなるような歩き方、何者かに見えるオーラを纏うことは、モデルではなくてもできます。ココロが焦っていたり、余裕がないと胸が下がって、表情が曇り、背中も丸まりがちに。
パンツであれば、歩幅を大きく、足先は前を向け、膝を伸ばして、腕を大きめに振る。
スカートであれば、膝を寄せながら足を前にくり出し、少し間を取るとエレガントな印象になります。

品のある座り方。
椅子には深く腰を掛けず、床にしっかり足がつく位置で、頭から膝にかけてL字になるように座ります。
膝を揃えて、つま先を軽くつけるようなイメージで座るとより美しい佇まいに。
座っている片側に足先を少し流すと、さらにエレガントな印象になります。

「美は、先端に宿る。」

所作を意識して行う時、この言葉を思い出してください。
指先、足先、頭の先、肩の先、鼻先、口角、胸のトップ、目線の先。
ここへの意識が振る舞いに繋がります。
揃える、伸ばす、上げる、キープする、高く、遠く...。
自分を形成するのは、意識が織りなす動きの形や動作の連続です。
相手が抱く自分の印象が、自分への評価になるこの社会で、
自分をよりよく見せることはとても大切だと感じます。
自分を表現するのが苦手という人も、歩く、座る、などの日常動作は、意識し、動作を練習することで、必ず上達し、自分を変えることができる。
自分のマインドセットを変えること、自分のポジティブな思考や気持ちを維持することに手を焼いている人や、自分のメンタルコントロールに辟易している人に伝えたいのは、メンタルを変えることが難しくても、カラダを変えることは誰しも努力で可能であるということ。

必ず自分のカラダは自分の努力のアプローチに応えてくれるはず。

「自分を諦めず、自分の変化を楽しみ、
一生自分のカラダで
より良い人生を歩み、
自分という人生を楽しむ」

そのために、自分のカラダは
何よりもの資本。
ひとつひとつの所作を
意識しながらカラダを動かし、
自分の運気をアップさせましょう！

Writer’s Profile

ikko masuda / ウォーキングトレーナー

ウォーキングトレーナー歴17年。
日本国内外16都市で若者に向けたステージウォーキングのレッスンを展開し、現在までに述べ約20000人を指導。2020年にエシカル・コンシェルジュ講座を卒業したことを期に、ウォーキングで女性のサスティナビリティにアプローチしたいと考え、ウォーキングアライメントプログラム『SHIKI（シキ）』を2023年秋にローンチ。
ウォーキングトレーナーの傍ら、ファッションやイベントなどのディレクションを担当。ウォーキングトレーナーとしての経験と、ファッションシーンでの経験を統合し、“ヒトとコトと社会をつなぎ、新しい思考や価値観を見出していく”ライフスタイルキャタリストとしても活動中。

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